interviewSORAMIZU RYOSUKE

2024.9.6

新化が止まらない、クラフトコーラの可能性を専門家と語る

こちらの記事は2024年3月中旬にインタビューしたものを掲載しております

土屋「本日はKinKi Kidsのブンブブーン、マツコの知らない世界、松本幸四郎が沼るなどさまざまなテレビ番組のクラフトコーラ特集に出演し、全国を駆け回っておられるコーラのマニア・空水(そらみず)りょーすけ氏にお時間をいただきました、本日はよろしくお願いいたします」
空水「よろしくお願い致します、空水りょーすけと申します。コーラが好きで、2010年ぐらいからたくさんのコーラを飲んできまして、twitterや自身のコーラ専門サイト コーラ倶楽部などで感想を発信してきました。クラフトコーラに限らずコーラをマニアックに集めて飲んでいる方はなかなかいなくて、恐れ多いですがクラフトコーラの専門家として声をかけていただくこともあります。今では国際クラフトコーラ連盟 副理事長(2024年4月時点)をはじめ、コーラ系情報サイト Cola-fan 編集長も務めております。本業では都内で会社員をしまして、コーラはゆるく、あくまで趣味として楽しんでいます」
土屋「空水さんのコーラ知識は趣味の範疇を越えているので…期待していますよ。僕の名前も遼介ですので、本日はリョウスケブラザーズとして濃いお話しをしましょう(笑)」
空水「あはは、前にも言いましたが私のりょーすけはペンネームですよ(笑)」
土屋「僕はいつでもタッグを組みますよ(笑) —— さて、僕がはじめて空水さんとお会いしたのは、まだツチヤコーラの原液シロップが出来上がる前(2021年頃)でした。SNSを通じて空水さんからご連絡をいただいて、当時とても嬉しかったことを覚えてます。こうして時間を作ってお話しをさせていただく機会はなかなかないので、普段は語れないディープなクラフトコーラの話を聞かせてください」

 

クラフトコーラの定義 – craft cola definition

土屋「当店はマルシェなどの催事出店が多いのですが、いろんな方にクラフトコーラの定義ってなんですか?と聞かれることがあります。催事では時間が限られているのもありますが、僕は『もともとはコーラナッツが含まれたドリンクを指していましたが、最近では柑橘類とスパイスと砂糖を煮詰めたものを指します』と答えることが多いです。僕の説明の仕方が間違っていてはいけないので、ぜひこの対談という場で、空水さんのお考えを聞きたいと思っていたんです」
空水「そもそも定義の意味は、”概念の内容や用語の意味を正確に限定すること”なので、そういった意味では大勢の人が納得するクラフトコーラの正確な定義というものは現状存在していないんです。個人や団体など、それぞれの立ち位置によってクラフトコーラってこうあるべきという考え方はあって、それを基準にある程度線引きがされている程度です。たとえば多くの人がクラフトコーラに対する曖昧なイメージとしては”高級でスパイス感のある手作りのコーラ”といったものだと思います」
土屋「たしかに。実際にじぶんもお客様から似たような言葉をいただきますね。素材にこだわっているからコストがかかっている、スパイスがたくさん入っていてカラダに良いといったイメージを持っている方は多いはずです」
空水「(wikipediaを加筆も編集もしたことがない立場なんですが)クラフトコーラのwikipediaの最初には、”職人が作るコーラ、手作りのコーラを表したもので 独立性・伝統的・地域性などがキーワードとなっている、大手飲料メーカーが大量に生産するコーラと対比して使われる表現である”とあります。たしかにこれらはクラフトコーラを形成するに相応しい要素です。ただし、独立性・伝統がある、地域性があるという判断は人によって異なります。人によってその判断にブレが生じるものは定義とはいえません」
土屋「つまり、誰も疑問をもつことなくみんなが納得できる言葉でないといけないわけですね」
空水「そうです。おっしゃるように、もしクラフトコーラの定義を作るのであれば、クラフトコーラに全く詳しくない人でもその定義を見ればクラフトコーラかどうかを振り分けることができる普遍性のある数式のようなものでないといけないんです。ですので、私が考える定義としては”クラフトコーラという表記が容器ないし宣伝文句として使用されている液体“としています」
土屋「クラフトコーラという表記が使用されているかどうか、ですか。……思っていたよりも、定義の枠が広い印象を受けましたが」
空水「現状、世に出ているクラフトコーラを全て内包できる定義はこれしかないですよ。さきほども言いましたがここから狭めようとする既存のクラフトコーラへの概念は、定義の具体性が増すというよりかは、個人や団体の立ち位置によって都合よくイメージが狭められてしまいます。無添加のメーカーであれば添加物の入ったメーカーのものに疑問を持ってしまうでしょうし、大手飲料メーカーから出てるクラフトコーラしか飲んだことがない消費者にとってはそれがクラフトコーラの全てですから。どれかを否定するわけにはいきません。
加えて、私はクラフトコーラのマニアの前にコーラのマニアなので、実のところクラフトコーラの線引きにはあんまり拘りがないんです、クラフトコーラじゃなくてもコーラとして楽しめるので。そのため私の脳内ではクラフトコーラなんて表記が書いてあればいいんじゃね?という意見がマジョリティで、私の考えの根本にあります。ただ、私の中に極端な意見もあってやっぱりクラフトっていうからには自分で手作りして作ったものを提供すべき、金払って製造委託なんて論外という過激派もいるんですよ。もし私が作り手としてマルシェで手売りしてるような状態だとしたら、その意見がより多数派になると思います。……そう考えるとやっぱり定義としてはさっきのものがしっくりきますね」
土屋「僕自身が手売りであり、原材料も無添加のものにこだわっているから、どうしてもその面を強く意識していたかもしれません。こうして考えると、定義として回答するのは難しく慎重にならなければいけないものなんですね。とても参考になりました。」 

 

空水さんが気に入ってる瓶 – My favorite bottle

ボトル特許の証明
引用:特許商標庁の記録、国立公文書館
コカコーラ瓶 – 1915年
引用:The Coca-Cola Bottling Company

土屋「コーラが生まれた背景・エピソードがけっこう好きで、薬剤師ジョン・ペンバートン、南北戦争、禁酒法……いろんなキーとなる人や時代背景、環境が重なってコーラが生まれたと思うと感慨深いなあと思っています。
あと、コカコーラの瓶がくびれるようになったエピソードも好きなんです。コーラが人気になった当時はコピー品で溢れたそうで、瓶を特徴的な形状に、暗い場所でも手に取るだけでわかるようにしてトップブランドの確立を後押しした —— クラフトマンとしてアツイものを感じています。
空水さんはクラフトコーラに限らず、コーラのマニアとして世界中のコーラを飲んできたじゃないですか。美味しいコーラについて聞かれることは多いと思うので、今回はちょっと方向性を変えて、瓶(容器)に着目した場合にこれは面白いと思ったコーラってありますか?」
空水「やっぱり気に入ってるというか、デザインとして頭ひとつ抜けていると思っているのは、千葉県の銚子灯台コーラ(※1)の瓶ですかね。

引用:銚子灯台コーラ

夜明けの炭酸水とセットで注いだ時の色の変化も鮮やかで美しいですが、とにかく瓶がいいんです。瓶はその見た目から灯台マニアからの問い合わせもあるみたいで、クラフトコーラ好き以外の人間にも興味を沸かせているそうです、そんなコーラなかなかないですよ。また、瓶のキャップの上のカバーですが……土屋さん、これってなにかご存じですか?」
土屋「キャップですか。銚子灯台コーラさん、見覚えはありますし飲んだこともあるのですが……特別変わっていることはないように思えます」
空水「このカバー、物干し竿の先端キャップをヒントに加工して作られたそうですよ」
土屋「え~~っ、知らなかった!それは面白い!」
空水「メーカーのちょっとした工夫によって灯台を象徴する唯一無二のコーラに仕上がっています。こういう裏話、面白いですよね」
※1)10種類のオーガニック素材と発酵調味料「ひ志お」から出来た身体に優しいクラフトコーラ。大地をイメージした茶色いコーラシロップに、空と海をイメージした特製の青い炭酸水(夜明けの炭酸水)を混ぜることで朝焼色に変わる様はまるで犬吠埼の夜明けを思わせる。

銚子灯台コーラにてエピソードを語ってくださいました(2024.9.9)

 

近年のクラフトコーラ – Craft cola in recent years

土屋「近年のクラフトコーラをテーマに、空水さんにお話しを伺いたいと思います。当店ではカルダモンやシナモンをはじめとしたスパイス7種と瀬戸内レモンを煮詰めて作っています。全国のクラフトコーラに目を向けると、たとえば材料だけでもレモンの代わりにライムが使われていたり林檎や蜜柑が加わっていたり。甘酒やハーブ、カカオが使用されるなどさまざまなクラフトコーラがあります。全国で数えきれないほどのクラフトコーラが生まれていますよね」
空水「そうですね、ただ近年のクラフトコーラといっても味や特徴が大きく変化しているわけではありませんので、最近の傾向についてお話ししましょうか。数年前にあったクラウドファンディングでクラフトコーラを作るプロジェクトなどは最近はほとんどなく、国内でクラフトコーラを作りたい、販売したいと思っている人はほぼほぼ出し終わった感じがします。今でもコンスタンスに登場していますが、現在私が知る限り1000種類以上のクラフトコーラが登場しており、日本全国割とまんべんなく偏在しています。クラフトコーラが出始めた頃は〇〇県初とか〇〇という材料が入っているというものが謳い文句にできましたが、そういったものはもう殆どやられてしまっているので、後発のメーカーは個性が埋もれがちになっているように見えます。クラフトコーラというだけで持てはやされていた時代は終わり、今後はよほどインパクトのあるものか戦略を練られたものでないと存在感を出すのは難しいと思います」
土屋「ただ出すだけ作るだけでは、手にとってもらいにくいわけですね」
空水「そうですね。また、クラフトコーラは登場してから6年弱になりますが、数年間販売し続けていたメーカーさんが終売に転じることも見られるようになりました。これまでも1回だけ発売して以降登場しないクラフトコーラも結構ありますが、数年のスパンで販売されていたものが終売になる例は今後増加していくことになるのかと思います」

RTDの変化 – RTD changes

土屋「近年のクラフトコーラにも通じますが、缶で飲めるタイプのクラフトコーラが増えてきましたよね。業界にとって大きな変化で、僕はまだクラフトコーラを飲んだことがないという方にも味わっていただく機会が増えるのではないか。好きになってもらえるきっかけになるのではないかと期待しているところがあるんです。クラフトコーラを飲むことが日常化したりするのかなと妄想したり。空水さんはどのように思われていますか」
空水「クラフトコーラメーカーさんは最初、比較的小ロットで販売できるシロップ瓶や自身で飲食店をやっていればそこで販売して、力やノウハウを貯めていくわけですが、その後のステップアップとしてRTDを目指すメーカーさんも多く居ます。シロップ瓶に比べれば手軽に購入できて持ち運びやすいRTDは需要があり、より遠くへ、より多くの人に自分たちのクラフトコーラを届けられるチャンスとなるからです。
こういったRTDの話をするとき、容器は瓶を差しますが、最近ではおっしゃるように缶のクラフトコーラも登場してきました。数年前より大手飲料メーカーから缶タイプのクラフトコーラが登場しているのは皆さんも御存知のことと思いますが、昨年からはUMAMICOLAさんや伊良コーラさんなどの有名クラフトコーラメーカーも缶のクラフトコーラに参入しています。UMAMICOLAさんはクラフトコーラ専門缶工場UMAMI COLA La Fabricaを新設し、完全自社製造の本当に拘り抜いた缶クラフトコーラを販売しています。また伊良コーラさんもナチュラルローソンを皮切りに1都6県のローソンで販売されるという実績をもち、同社が掲げるコカ・ペプシ・イヨシと呼ばれるような日本発の世界的なドリンクを創るという目標に向かって着実に進まれています。
とはいってもこれはあくまで極端な例で、以前として缶のクラフトコーラの販売というのは一般的なクラフトコーラメーカーにとってはハードルがかなり高いのではないかと」
土屋「やはり一番の壁は製造のロット数ですよね」
空水「はい、委託の場合の最小の製造ロット数も缶の場合、30万本程度~なので小規模でやられているメーカーさんなどは数千本から製造できる瓶のRTDが主流なわけです。ただ、クラフトコーラをはじめクラフトドリンクの需要というものは伸びてきており、たとえばエナジードリンクなどでも小ロットの缶飲料を作りたいという動きも出てきています。今はそういったクラフトドリンクメーカーの受け皿となる缶工場は殆ど無いと行っていいですが、それがきちんとビジネスになると判断されれば、小ロットでも缶飲料にできる何らかの手段は今後登場してくると思います。
昨年はノンアルコール飲料の製造・充填を行うクラフト飲料工場『CAN-PANY』さんが登場し瓶詰や缶詰の様々な小ロット製造も可能となりました。また、タイではクラフトコーラの缶でのテイクアウトができるようになっていて、お店に缶を密閉するシーリングマシンがあってドリンクを入れてくれるような販売形態もあるんですよ」
土屋「お~!国内に限らず海外でもそのような販売形態が」
空水「実は日本でもイベント等でたまに缶飲料のクラフトコーラがこの形態で販売されています。ただ日本でもタイでもあくまで簡易容器という扱いなので全国流通できるようなタイプの缶ではないのですが、制約がある中でもなんとか工夫をして缶飲料を出されています。需要が高まればこれらの機械を発展させて全国流通が可能になるような充填装置も登場するかもしれません」
土屋「どんどん技術は発展してますし、そんな機械がいつ登場してもおかしくないですね」
空水「そのうえで、土屋さんは最初、缶のクラフトコーラが出ることで日常的に飲めるように、つまり一般普及を願うとお話しされましたが、どうしても缶のクラフトコーラの単価ってだいたい500円前後にはなってしまうでしょう」
土屋「炭酸飲料としては、正直価格は高いですよね」
空水「ええ、いまでも消費者にとってクラフトコーラ=高価なものっていうイメージは強くて、市販のコーラとの違いってなんなのか。ちゃんと示していくことも求められてきます」

 

空水さんからの一言「これからのクラフトコーラ」 – Craft cola of the future by soramizu

土屋「これからのクラフトコーラへの想いや願いなど、なんでも構いません。最後の一言として、空水さんのメッセージをいただければと思います」
空水「実は先日、タイ旅行に行ってきたんですよ。現状、クラフトコーラのほとんどは日本のブランドですが、タイは常夏の国だからか、現地の人々がコーラを作ることに積極的なんです。コロナ禍のため断念していた旅が、今回ようやく実現しました。
都市チェンマイにあるドリンクスタンド・Helo Colaでは、カルダモン、シナモン、クローブなど、日本のクラフトコーラでもみかけるスパイスがよく使われています。チェンマイでとれた食材も使用されていたり、クラフトコーラ専門店として10種類以上のさまざまなフレーバーのクラフトコーラを飲むこともできて、かなりハイレベルなクラフトコーラでした。バニラの香りが程よく立ち、柑橘の味も明快で美味しかったです。

空水「こうした、美味しいクラフトコーラが外国にもあることを再認識できた楽しい旅だったのですが、そのこともあって『これからのクラフトコーラ』というテーマをいただいたときに、僕はクラフトコーラと旅を結びつけたいと思ったんです。」
土屋「クラフトコーラと旅、ですか」
空水「味にこだわったもの、健康を意識したもの、ご当地に力をいれたものなど、クラフトコーラは個性豊かで、それぞれに魅了が詰まっています。全国各地を巡りながら、いろんな銘柄のクラフトコーラを飲んで、美味しさとあわせて一つひとつに込められた背景・こだわりも学べるような…そんなクラフトコーラならではの楽しみ方が出来るといいと思うんですよね」
土屋「なるほど!僕もまだまだ知らないクラフトコーラ山ほどありますし、そんな旅が実現できると楽しそうですね!それならば、空水さん鉄道好きでもあるじゃないですか。鉄道で各地を巡りながら片手にコーラを味わうのはどうでしょう?」
空水「いいですね、夢が広がりますね」
土屋「クラフトコーラは味だけでなく、香りや食感…人の五感に美味しさを届けることが出来るコンテンツだと思っているので可能性はきっと無限大です。ぜひいつかクラフトコーラと旅を実現させましょう。
なかなか聞けない、貴重なお話しをたくさんお聞きすることが出来ました。本日はありがとうございました!」
空水「ありがとうございました!」

※本作の無断転載は、厳しく制限させていただきます

INTERVIEWU-PRODUCTS

2024.4.12

カラダにやさしい無添加シロップ、変わらない製造へのこだわり

土屋「今日はツチヤコーラの製造にもご尽力いただいております、クラフトコーラ製造のプロフェッショナル・Uプロダクツの今さんと対談をさせていただきます。よろしくお願い致します」
「合同会社Uプロダクツ代表の今(こん)です。クラフトコーラをはじめ、リンゴやレモンなどの果汁シロップも作っています。無添加で、身体に優しいシロップ作りを大切にしています」
土屋「僕とはツチヤコーラの原液瓶を作る時からのご縁でしたので、2年ぐらい前でしょうか」
「そうですね、当時はまだコーランドでした」
土屋「クラウドファンディングの折にはお世話になりました。当マガジンの読者には、クラフトコーラを飲んだことがない方もおられると思いますので今日は製造者ならではのお話しも楽しみにしております。製造会社にもいろんな形態があるかと思いますが、その中でもクラフトコーラ製造に特化した会社は多くはありません。今さんはなぜクラフトコーラを作ろうと思ったのか、教えていただけますか?」
「元々自然食品を製造する会社で働いていて、炭酸飲料とか、ちょっと身体に良くないとされるものを、体にいいものに作り変えていきたいという思いがあって。ふとクラフトコーラの記事をネットでみて、面白そうだな、自分で作ってみたいなって思い、作り始めたのがきっかけです」
土屋「今さんは販売者ではなく製造会社として開業されました。最初から現在のスタイルを目指しておられたのでしょうか?」
「そうですね。OEMを利用する選択肢もあったんですけど、こだわりの商品なので、責任持って自分で作りたいっていう想いが大きかったからです」

 

クラフトコーラの製造 – Craft cola manufacturing

土屋「クラフトコーラの製造は、一つひとつ特徴の異なるスパイスを取り扱うので苦労も多いかと思うんですが、通常の製造とは異なる点ってなにか挙げられるでしょうか」
「クラフトコーラに限った話ではないのですが弊社は無添加にこだわって作っているので、香料をはじめとした添加物を加えない分、その素材本来の味を出すことを意識して製造しております。添加物を使えば、材料を混ぜるだけで終わるものも中にはあるのですが、弊社ではスパイスはイチから煮だして味や風味を引き出しているので”時間がかかる”っていうのが一番の違いかなと思います」
土屋「無添加というキーワードを出していただきましたが、この言葉は今さんが一番大切にしたいこだわりですよね」
「そうですね、コーランドの時から変わっていません」
土屋「ここだけの話、世の中にはいろんな飲料があるわけじゃないですか。ふと食品表示(ラベル)を目にして、この香料使ったら香り出しやすいだろうなと……誘惑みたいな考えが出てしまうことがあるんですけど、今さんにもそういう時ってありますか?」
「よくあります(笑)」
土屋「よかった、僕だけじゃなくて(笑)」
「ただ、限られた材料の中で作る楽しみもありますよね」
土屋「元々の配分量を変えたり作り方をアレンジして。制限の中で課題を乗り越えた時の達成感はなんともいえませんよね」

 

クラフトコーラ製造での気づき – Things to know about craft cola production

土屋「これまで数えきれない数の商品を手がけてこられたかと思いますが、面白い食材であったり、製造時の出来事や気づきがあれば教えてください」
「面白い食材っていうと、スパイスって本当にもう数え切れないぐらい種類があって。似たような味や効能のものもあれば、形や見た目も似てるけど全然違う味・風味のものだとか。組み合わせで味が全然変わるんで、面白いなと感じています」
土屋「スパイスって分量がすこし違うだけでだいぶ味や風味も異なるので、僕はスパイスに対して難しさみたいなのを感じてたんですけれども、今さんはそれを面白いというふうに捉えるんですね」
「自分でも最近気づいたのですが、製造で材料を入れる順番を変えると、完成後のシロップの風味や色味に変化が生まれることに気づいたんです」
土屋「風味や色味が異なる……。具体的にはどのような違いが出てくるのでしょうか」
「たとえば、スパイスの風味をしっかり出したい。そんな時には砂糖自体を後から入れた方が風味がよく出ます」
土屋「商品の方向性にあわせて工程を組み替えて対応されているんですね」
「そのとおりです」
土屋「スパイスに限らず、たとえばハーブを取り扱うこともあると思いますが」
「僕は、ハーブは後から入れるものが多い印象を持っていますね」
土屋「結構味が出やすいからでしょうか」
「それもありますが、加熱をしすぎてしまうと風味が飛んだり苦味が出たりするんです。ハーブもスパイスのように特徴は多種多様なので材料にあわせた調整が大切です」

 

Uに込めた想い – Thoughts put into U

土屋「今はUプロダクツは2人で企画・運営されておられるとのことですが、このUプロダクツの由来を僕はちゃんと聞いてなかったなと思ったんです」
「僕の名前と、もう一人のメンバーであるデザイナーの方の名前に、”ユウ”の文字が含まれているんですよ。あともうひとつ大きな理由としては、飲んだ後に、思わずUターンしたくなるような、また帰ってきたくなるような商品作りをしていこうと思い、Uプロダクツと名づけました」
土屋「僕はUには”あなた”という意味を込めているのかと思っておりましたが」
「その意味もありますね。いろいろ候補を挙げた中でも、Uプロダクツが一番自分たちの想いを表現するのに相応しいと思いました」
土屋「2023年1月から合同会社となり1年を迎えましたが、変化などがあれば教えてください」
「合同会社にしてから変わったこと……明確にはないですね。商品の幅とかは広まったとは思うんですけど。合同会社になったから変わったというよりかは、メンバーが増えたから、出来ることが増えたように思っています。もう1人の方がデザインを担当してくれてるんで、パッケージ・ポップの作成等でとても助かっています」
土屋「うまく分担作業をしながら、続けておられているんですね。これまでたくさん製造をしてこられたと思いますが、どれくらいの数の銘柄を作ってこられたのでしょうか」
「製造数……どれぐらいでしょう……。数が多すぎて把握できていなくて」
土屋「おお、それはすごい」
「いえいえ、中には1度の製造で終わる商品もあるのでそういったものを含めると複雑なんですよ。最近はクラフトコーラだけじゃなくて、柑橘系のシロップの発注も結構多いんです」
土屋「それも無添加にこだわって、作られてるんですよね」
「はい、基本的に無添加のOEMしか受けておりません」
土屋「僕目線だとクラフトコーラを作れるメーカーとして御社へ関わってきましたけど、柑橘系のシロップの発注が増えているということは今さんが大事にしたいと仰っていた無添加へのこだわりが、いろんな人に共感を持っていただいている、伝わって認知してもらえてるっていうことですね」
「ありがとうございます、そう考えると嬉しいですね」
土屋「コーランド時代からみていても企業の成長スピードが速い……というか加速していませんか?」
「僕もこんな速く走る予定ではなかったんですが(笑)」
土屋「嬉しい誤算ですね(笑)」

 

クラフトコーラのRTDについて – About craft cola RTD

土屋「近年、RTD化……缶でのクラフトコーラ販売が近年増えてきております。今さんの考えや想いがあればお聞かせいただいてもよろしいですか」
「そうですね……実はまだ構想段階なのですが、うちでもRTDに特化した工場を作ろうと思っていて」
土屋「えっ!そうなんですか!?」
「まだ稼働時期は未定なのですが、Uプロダクツとして挑戦を考えています」
土屋「スパイスの香りが強く機械にうつる、パウダーだと粒が残留するなど、製造面での課題はいろいろあるかと思いますが、現時点でなにか超えないといけない壁はあるのでしょうか」
「このあたりは実際に機械導入をしてからでないと、なんともいえないですね。仰ったスパイスを使う上での課題については、どれほど細かく残留物を取り除き、充填にうつれるかだと思います」
土屋「今回のRTDへの挑戦ですが、業界にあわせて自分たちもやろうと決意されたのでしょうか」
「いろんな想いはありますが、OEMで缶を作ろうと思うと最低でも3万本とか大ロットで作らないといけないじゃないですか。もうすこしハードルを下げて、たとえば1000本ぐらいからOEMできるような設備にして、他のメーカーさんも参入しやすいようにして業界を変えていきたいんです」
土屋「缶タイプが小ロットでも発注が出来、クラフトコーラにも対応してくれる。イチクラフトメーカーとして驚きと喜びが素直な感想です。課題はいろいろあるかと思いますが応援しております」
「作りたいものがあるのに、発注時のロット数が多すぎて断念する方も多いと思うんです。まず最初に踏み出したい、なにか初めてみたい方と思っている方に、ステップアップするためのジャンプ台として、弊社を活用していただければと思います。無添加で商品を手がけたい方を応援したいんです」
土屋「コーランド時代からUプロダクツになっても根幹が変わっていないことがわかって嬉しいです。将来、ツチヤコーラの缶タイプが出来るかもしれないのか……夢が広がるなぁ」

 

最後に一言 – A final word

「スパイスの香りが苦手だったり値段が高いと感じたり、クラフトコーラにすこし抵抗を持たれる方もおられると思います。ですが、まずは1回、飲んでみて欲しいですね。全国にはいろんなクラフトコーラメーカーさんがいて、きちんと素材にこだわっているクラフトコーラであればどれを飲んでも美味しいと思うので。
またそうしたちょっとのチャレンジをしてみたら、人生変わる……とまでは言えないですけど、新しい商品を手に取るきっかけになったり、自分が知らなかった気づきがあると思うんです。いろんなものを体験して、最後にはぜひ”無添加”へも興味を持ってもらいたいと思います」
土屋「本物を味わってほしいっていうのは、やっぱりメーカーの願いですよね。本日はありがとうございました」
「ありがとうございました」

 

ツチヤコーラ

https://cola.tsucreator.com/

ツチヤコーラは、カルダモンやコリアンダーなどのスパイス7種と岡山県牛窓産の農薬不使用のレモンで作るクラフトコーラです。カラダにやさしい素材にこだわり、着色料・香料・保存料は使用しておりません。

合同会社Uプロダクツ

https://www.u-products.co.jp/

クラフトコーラをはじめ、体にやさしいクラフトシロップ製造メーカー「Uプロダクツ」。シンプルなデザインのUシロップ、おとぎ話をモチーフにしたotogiシロップを是非ご賞味ください。

※本作の無断転載は、厳しく制限させていただきます

night talkCHITACOLA & HIYORI

2024.4.12

クラフトコーラ対談 with 若手メーカー編。クラフトコーラは自由

土屋「岡山のツチヤコーラ、愛知の知多コーラ、千葉のHIYORI。本日は若手のクラフトコーラオーナー同士での対談です。よろしくお願いいたします」
磯村「知多コーラを企画・販売をしています、磯村です。地元の檸檬と蜜柑をたっぷりつかって、柑橘ならではの爽やかな風味と味わいを大切にしたコーラを作っています」
伊藤「元MEIMETSU、現HIYORI Kinmokusei を作ってます、伊藤と申します。現状、UMAMI COLA株式会社埼玉戸田の工場で製造に勤めています」
土屋「伊藤さんはちょうどこの春にMEIMETSUからHIYORIへの転換期を迎えましたね」
伊藤「はい。HIYORIがブランド名となっておりまして、Kinmokusei っていうのがフレーバーですね。ストレス抵抗力を高めるハーブなどをふんだんに使い、見た目も香りも華やかなリラクゼーションドリンクとなっております。今後フレーバーはどんどん増やしていくつもりです」
土屋「ありがとうございます。最後に、僕の自己紹介。岡山にてツチヤコーラというクラフトコーラを手がけております、土屋です。岡山県産牛窓産檸檬を皮ごとペースト加工して、スパイス7種と煮詰めて作ったコーラです。今回のchucolaの編集長もしております。
なかなかメーカーがこうして揃って、肩を並べて話し合う機会ってなかったのでドキドキしながら対談に誘ったんですが、思いのほかすぐにご承諾してくれて。お二方とも反応良かったので安心しています」
磯村・伊藤「「あははは(笑)」」

 

クラフトコーラの魅力 – The charm of craftcola

土屋「僕、クラフトコーラの好きなところってとことんこだわることが出来るところなんですよ。メーカーによって味や素材の選び方は百人百様で。クラフトマンの強みが出るクラフトコーラ特有の文化みたいなものが結構好きなんです」
磯村「わかります。僕もクラフトコーラの”自由”なところが好きですね。クラフトコーラって一般的には明確な定義は定まっていなくて、砂糖・スパイス・柑橘を煮詰めて作ったものを総称してよばれることが多いですが、いま日本中で1000以上の種類があって。自由だからこそそれぞれ個性を持ったコーラが生まれている。面白いですよね」
土屋「クラフトコーラは、自由。いい言葉ですね」
磯村「自分の知多コーラも知多半島の檸檬を使っていますが、コーラを作るまではそもそも知多半島で檸檬が採れること自体知らなくて。クラフトコーラをきっかけに農家さんやシェフ、販売店の方との縁が繋がって、僕自身が知らなかった地元の良さを知ったのもあるので親近感が沸きます」
土屋「磯村さんありがとうございます。伊藤さんはクラフトコーラのどんなところが好きですか?」
伊藤「僕も磯村さんとかぶっちゃうんですけど、自由度が高いところがクラフトコーラの好きなところですね。料理とかお菓子作りがもともと好きで、自分がイメージした世界観を表現しやすいクラフトコーラは僕には相性ピッタリでした。味に関しても、たとえば清涼飲料水だと結構味のキレが良すぎちゃって余韻がないんですよね。クラフトコーラはそんなことがない。クラフトの良さが丁寧にあらわれるドリンクだと思います」
土屋「伊藤さんのSNSアカウントでは、試作品の投稿もよくお見かけします。余韻…探求心溢れる伊藤さんならではの気づきですね。MEIMETSUの時からそのような味や香り、余韻も意識していたのでしょうか」
伊藤「そうですね。元々、MEIMETSUという言葉も明治の劇作家・泉鏡花の小説に、”香りが明滅する”みたいな表現があって、そこからインスピレーションを得て名付けていたんです」
土屋「おお~、素敵なエピソードですね」
伊藤「この春、ブランド名はHIYORIとなりましたがより一層リラクゼーションドリンクとして味と香りを磨いていきます。Chill(まったりのんびり)感を大事にしたいなという想いは前以上に強いです」
土屋「なるほど、HIYORIのこれからが楽しみです。せっかくブランドのお話しになったので磯村さんにも聞きたいのですが、知多コーラといえば鯨がシンボルですよね」
磯村「ええそうです。でも、初期プロットでは鷲とかも案として出てて。何にしようかずっと悩んでいました。パワポに何度も画像を貼りつけてみたりして。いろんなアイデアの中から鯨を選んだのは、知多半島では捕鯨の歴史があったことが大きいですね。地元小学校の校歌の歌詞に鯨が書かれてあったり、鯨の遊具がある公園があったり、知多半島と鯨って深い結びつきがあるんですよ。
あと、鯨って昔は陸に住んでたらしくて。他の生き物から生き延びるために、海に飛び込んで、住む場所を変えたっていうストーリーがあります。それ、すごい素敵だなと思って。開発当初はコロナもあって大変な時期でしたので、まだ見ぬクラフトコーラの世界へダイブをするなら、鯨がいいなと思ったんです」
土屋「知多コーラの鯨には、知多半島の歴史と磯村さんの大きな決意が詰まっているんですね」

 

 

好きなクラフトコーラの原材料 – Craftcola materials

土屋「スパイスの中でも、僕はクローブとナツメグの香りが好きですね。効能も、代謝促進とか抗酸化作用とか、調べていくうちにスパイスってカラダを内側から元気にするパワーを秘めていてすごいなって感動したんです」
磯村「スパイスだと僕は、一般的かもしれませんがカルダモンが爽やかな香りで好きですね。あと、新商品の話になりますが、知多コーラではカカオと豆みそを使ったクラフトコーラの開発をあらたに進めているんです。
使用するカカオはアマゾンカカオっていうんですが、世界で活躍している太田哲雄シェフが現地ペルーのカカオ農家の生活をよりよくするため、フェアトレードで取引されているカカオで。すごい希少でカカオの中でも数%しか取れないんですが、ローストするととてもフルーティーで、少し酸味のある香りも広がって、クラフトコーラに合うと思っています」
土屋「希少なカカオと豆みそを使ったクラフトコーラ…完成が待ち遠しいですね。磯村さんはいま、カカオにハマっているとのことですが、伊藤さんはどうでしょうか。スパイスに限らず、ハーブでも結構です」
伊藤「好きなスパイス…ハーブも含めるとありすぎてちょっときりがないですけど、やっぱり金木犀(キンモクセイ)が気に入っていますね。血行促進だけじゃなく、リナロールというリラックス効果が得られる成分が含まれていて。緊張した心と体をほぐしてくれるし、香りもめちゃくちゃいいんです。金木犀って聞くとあの甘い香りを想像される方がいっぱいいらっしゃるんですけど、ドライした金木犀の香りっていうのは、杏のような、結構フルーツ系の香りとなって広がるんですよ。
あとは、MEIMETSU時代から商品に加えているんですが、紫ウコンも好きです。精油とかアロマオイルにも使われるもので、スパイシーだけど、温かみのある木のような香りが広がって、心を落ち着かせてくれます」

 

クラフトマンの裏話 – The story behind Craftsman

土屋「皆さんそれぞれいろんな経験をしてこられたかと思いますが、失敗談や面白い気づき、聞いてほしい話など。今日この場の夜語りだからこそ、語れるお話しがあったら聞かせてください」
磯村「それでは僕から。知多コーラができたときの話なんですが、いまの知多コーラがあるのはMotoさん(※Moto cola)がいるからといっても過言ではないんです。まだ知多コーラをはじめたばかりのころ、SNSの登録者数も数十人とかそのぐらいの時に、元々知多半島出身ということもあってMotoさんからDMがきてやり取りが始まったんですが。まだ会ったこともないけどコーラを交換し合ったりして、そこからいろんな人とのご縁が繋がったので、僕の中でMotoさんの存在って結構大きいんです」
土屋「FICA(国際クラフトコーラ連盟)も立ち上がり、メーカー同士が手を取り合って業界を盛り上げていこうと定めていますが、いっしょに頑張っていこうというMotoさんの気風って協会内にも吹いていますよね。僕たちも大事にしていきたいです」

土屋「それでは次に伊藤さんの裏話を教えてください」
伊藤「ここだけの話、元々MEIMETSUのさらに前に、オリジナルバージョンのクラフトコーラを実は手がけていたことがありまして。その商品はこだわりすぎてしまい、いろいろと生薬とかも使ってたので実際に製造を依頼するときに薬品分類をはじめ、県内の保険課には論文の提出を求められるなどすっごい大変な思いをしたんです。しかも、ものすごく頑張って資料をまとめたんですが、全然許可も取れなくて。妥協したわけではないんですが、別のアプローチが必要だと考えて、改良を重ねて完成したのが元MEIMETSUなんです」
土屋「そんな隠れたエピソードが…。こうした苦労を乗り越えて当時のMEIMETSUは出来上がったんですね」
磯村「……前から気になっていたんですが、伊藤さんの材料への知識ってどこからきているんですか。前職は料理関係とか?」
伊藤「いえ、全く関係ないですね。もともとホテルマンでした」
磯村「へえー!ホテルマン!」
土屋「たしかに、今思えばところどころに品位が滲み出ている気が……」
伊藤「そんなことないです(笑) ただただ料理とか食材が好きなだけだったんです。試行錯誤していくうちに、だんだん知識がついてきて、いまに至ってます」

 

これからのクラフトコーラ – The future of craftcola

土屋「最後にこれからに向けてクラフトコーラへの想いや願いをお聞かせください。意気込みでも構いません」

磯村「クラフトコーラにはいろいろあって、人工甘味料をつかっているものもたくさんあります。いろんな銘柄が生まれていますが、知多コーラとしてカラダとココロが喜ぶ”本物の良さ”を追求、無添加へのこだわりはこれからも大切にしていきたいです。いつでも無添加の選択肢が日常にあって、選ぶことができる市場を作っていきたいです」

伊藤「人工物にはない天然物が本来もつ、アダプトゲン……身体の抵抗力を高めるチカラに注目しており、商品開発へのこだわりを大切にしながらより良いモノづくりに努めたいです。また、さきほど対談の中で”クラフトコーラは自由”という言葉が出ましたが、失われつつある地域の食文化を守るためにクラフトコーラを活用する銘柄もあります。メーカーとして食文化を守っていくことは非常に大切なことだと感じており、こうしたクラフトコーラの一面も僕は大切にしていきたいです」

土屋「お二方、本日はありがとうございました!」
磯村・伊藤「「ありがとうございました!」」

 

ツチヤコーラ

https://cola.tsucreator.com/

ツチヤコーラは、カルダモンやコリアンダーなどのスパイス7種と岡山県牛窓産の農薬不使用のレモンで作るクラフトコーラです。カラダにやさしい素材にこだわり、着色料・香料・保存料は使用しておりません。

知多コーラ

https://chitacola.com/

愛知県知多半島の温暖な気候でスクスク育ったみかんの甘みとレモンの爽やかさをブレンド。もぎたて柑橘の贅沢な香りが口の中に広がり、スッキリ飲み干せます。無添加で作った、知多半島発祥のクラフトコーラです。

HIYORI

https://twitter.com/itokanmi_

UMAMI COLA株式会社でクラフトコーラブランド・HIYORIを開発(元MEIMETSU)。ストレス抵抗力を高めるハーブなどをふんだんに使った、見た目も香りも華やかなリラクゼーションドリンクです。

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